そろそろ本格的な寒さがやってくる時期になりましたが、皆さんは体調管理に気を付けていますか?今回は、これからの時期に特に流行するインフルエンザのお話をしたいと思います。
[インフルエンザとは]
インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。インフルエンザは、通常の風邪とは、種類が異なっており、38℃以上の高熱と全身のだるさ、筋肉痛などの全身症状が起こり、喉の痛みや咳などの呼吸器症状が現れます。これに対して、普通の風邪は、喉の痛み、鼻水、咳などの症状が中心で、全身症状があまり見られません。
注意すべき合併症として、特に高齢者に発症しやすい肺炎、小児にまれにみられる脳症(けいれん、意味不明な言動、急速に進行する意識障害が主な症状)があります。
[予防接種について]
インフルエンザは11月下旬~2月に流行します。
予防方法のインフルエンザワクチンは、接種後効果が表れるまでに2週間程度かかり、12月中旬までには接種を終えることが望ましいと考えられています。
柏原市の65歳以上の方には、10月上旬に接種案内のはがきが送付されており、かかりつけ医で受けられることができますが、詳しくは保健センター(072-973-5516)へお問い合わせください。
[予防方法は]
感染経路の主なものは、咳やくしゃみの際に口から出る小さな水滴による、飛沫や接触感染です。対策として普段から咳エチケット(人に向けて咳などをしない、咳などがあるときはマスクをする、咳などを受けとめた手はすぐに洗う)を心掛けて下さい。
外出後の手洗い、適度な湿度を保つ(50~60%)、休養とバランスの取れた栄養摂取、人込みや繁華街への外出を控える、などがインフルエンザにかからない有効な方法として挙げられております。
[症状がでたら]
もしインフルエンザの症状がでたら、抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間以内)に始めると、発熱期間が短縮されるなどの効果が期待できますので、早めに医療機関を受診しましょう。そして、休養を取り安静にして睡眠を十分に取り、お茶でもスープでも飲みたいもので、水分を十分に取るようにしましょう。また、咳やくしゃみなどの症状があるときは、周りの方に移さないように、使い捨てマスクを着用するようにして、外出を控え無理をして職場や学校に行かないようにしましょう。
体調に気を付けて、この冬も元気に過ごしましょう!!