梅雨があけて、暑い日が続いていますが、元気に過ごされていますか。
食中毒の症状は、原因となった病原体によって異なりますが、多くの場合は発熱、腹痛、おう吐、下痢などの症状が現れます。また感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)も、病原体の種類によって、数時間~数週間と異なります。
健康な成人であれば、感染しても軽い下痢や腹痛程度で、多くの場合数日で回復しますが、重症化すると命にかかわることがあります。特に、病気に対する抵抗力が弱い、小児、高齢者の方等は、重症化する可能性が高いため注意が必要です。
食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生しています。普段、当たり前にしていることが思わぬ食中毒を引き落とすことがあります。
食中毒予防の3原則
①菌をつけない 正しい手洗い 器具の清潔 容器にふたをする
②菌を増やさない 早めに食べる 保存時は、冷凍庫・冷蔵庫の使用
③菌をやっつける 加熱時は中心まで十分加熱 肉の生食を避ける
家庭でできる食中毒予防も、上記3原則が基本です。下記の6つのポイントごとに注意して、予防しましょう。
1.食品の購入
2.家庭での保存 家庭でできる
3.下準備 詳細はこちら ⇒ 食中毒予防6つのポイント
4.調理
5.食事
6.残った食品
これからの季節は熱中症への対策も重要です。通気性をよくし、扇風機やエアコンで温度を調節して暑さを避けるとともに、こまめな水分補給をしましょう。すぐにどこででも飲めるペットボトルは便利ですが、直接口をつけていませんか? 雑菌が増えるので、コップ等に移して飲みましょう。また、室内におきっぱなしにしないで、冷蔵庫にいれましょう。
さらに、栄養バランスの良い食事を摂ることも大切です。調理や保存の仕方に注意して、暑い夏を乗り切りましょう。